BUMP OF CHICKEN 一度は聴いてほしい名曲 Part1
1996年に結成した千葉県佐倉市出身の4人組ロックバンド。藤原基央(ボーカル・ギター)、増川弘明(ギター)、直井由文(ベース)、升秀夫(ドラム)。
4人は幼稚園からの幼なじみ。バンド名には、『弱者の反撃』という意味が込められている。
そんな 初めて好きになったバンドBUMP OF CHICKENの曲の中でも、とても歌詞に励まされ大切にしている曲を紹介していきたいと思います!part1でまずは3曲!
- ray
- 才悩人応援歌
- HAPPY
1. ray
BUMPのことを好きになったきっかけの曲。
初めて出会った時は、この歌詞に衝撃を受けました。
誰にでもお世話になった人や、生きている中で助けられた、励まされた大切な人がいるはず。1フレーズ目から"お別れ"の言葉が出てくるこの曲は、そういった思い出の中でまだ存在している大切な人へ届けるメッセージに近い歌詞になっています。
大丈夫だあの痛みは忘れたって消えやしない" BUMP OF CHICKEN 『ray』
あの時もっとあのようにしていたら、、、
大切に思っていた人と別れる喪失体験によって悲しい経験をした時、いっそのこと忘れて楽になりたいなって思う時もありますよね。しかし、痛むということはそれほどその人のことを想って色々と考えて行動した証拠のはず。
"痛み"が消えないことを大丈夫だと表現していること、あえて現実を突きつけるような表現していることには、間違いなくあなたに助けられた人がいるということを忘れないで欲しい、そんな想いが込められているのかも?
"伝えたかったことがきっとあったんだろうなおそらくありきたりだろうけど こんなにも
お別れした事は 出会った事と繋がっているあの透明な彗星は 透明だから無くならない"
BUMP OF CHICKEN 『ray』
いなくなってから気づく、伝えたかったこと
時間が経てば経つほどに増していく後悔の気持ち
でも始まりがあれば必ず終わりがあって、別れた今、透明になったその人の存在はもうこれ以上失うことはないんだよ、、、
この歌詞がこの曲の中で1番深い歌詞のように感じられます。ここはそれぞれの解釈で意味が変わってくるはず...。
悲しい思いをしたことで、またもう1段階人に対して優しくなった気がする。そんな機会をくれて本当にありがとう! この曲を聴くといつもそう思える気がします!
忘れることができない、お別れした経験をプラスに変えて生きていくためにはどうしたらいいのか、そのヒントがこの歌詞に込められているのかもしれませんね!
2. 才悩人応援歌
この曲は辛くて苦しくて何もかも嫌になった時に出会って救われた曲であり、そういう思いをした人全てに聴いて欲しい曲です!
この曲にはボーカルの藤くんの『「がんばれ」と言ったり、言われたりするのがとても嫌いだ』という思いが詰まっています。
どうしてもつい、「がんばれ!」って何も考えずに口に出すことがあるけれど、もちろんそれを受け取って嬉しいと思う人もいれば、逆に「もう既にがんばっているのにこれ以上何を頑張ればいいのか」と悩んでしまう人もいるはず。
悪意があって言っているわけではないけれど、知らないうちに傷つけてしまっているかも、、これは相手の心の中が見えない以上とても難しい問題...
そのがんばれという言葉に代わる一つの発明としてこの曲を書いたとも言われています。
『才悩人応援歌』は、「がんばれ」に変わる新しい発明なんじゃねえかなって、自分の中では思ってます 藤原基央
出典:MUSICA 2008.01
《ラララ》の部分も聴く人それぞれの解釈で歌詞を当てはめて聴いて欲しいという思いが込められています。藤くんらしいですね..
終始歌詞の内容は暗い部分ばかりだけれど、共感できる部分がとても多いのが特徴的。辛くても必死に生きようとしていることを知ってるよ、そんな風に共感してもらえることで、生きづらい世の中を生きていくためのたった一つの応援歌となっているのがこの曲だと思います。
ただ励ますのではなく、頑張っているところを知ってるよ、他の人にはない才能があるよね、みたいに温かい言葉をかけてあげることが大切だとこの曲から学びました!
3. HAPPY
一言で表すと人生を変えてくれた曲。
生きていく上でなくてはならない曲がこの"HAPPY"。
"悲しみは消えるというなら
喜びだってそういうものだろう"
BUMP OF CHICKEN 「HAPPY」
『喜びは消えないけど、悲しみはいつか消えてくれるよ』
のような歌詞であれば、今悲しんでいる人を励ますような歌詞に聴こえてくるはずです。しかし、実際そうではなく、喜びの時間はずっと続くわけではなくて、いつか消えてしまうもの。だから最初からそうわかっていれば、自分が傷つくことはないよね、、その喜びの瞬間を大切にしなきゃね!
何度も出てくるこのフレーズは、そんな風にも受け取れる歌詞だと思います。
"終わらせる勇気があるなら
続きを選ぶ恐怖にも勝てる"
BUMP OF CHICKEN 「HAPPY」
終わらせることってとても"勇気"がいることですよね。それと同時に始まるというのも"恐怖"に感じるかもしれません。
ただ、終わらせたことを否定的に捉えるのではなく、その何回も何回も悩んで自分で決めることが出来た"勇気"を次のステージに踏み出す力に変えることが出来ればきっとどんな恐怖にも打ち勝てる。決して終わらせることは悪いことではないのだから。
そんなふうに捉えてみてもいいかもしれません。
"続きを進む恐怖の途中
続きがくれる勇気にも出会う"
BUMP OF CHICKEN 「HAPPY」
これは先ほどのフレーズの後の部分です。
続きを選べたとしても進んでいく中でまたどこかで恐怖に出会うかもしれない。しかし、終わらせて続きを進んできたことで、もう一度新たな"勇気"を手に入れることができる。それは、終わらせた時の"勇気"よりももっと大きな"勇気"なはず。
このように始まりと終わり、出会いと別れを繰り返して進んでいくことでどんどんと強い自分に生まれ変わっていく事が出来る。それを歌詞で表現したのがこの歌のように感じます。
どうせいつか終わる人生なんだから、その人生の中で自分のことを大切に思ってくれる大切な人の手を取って、共に生きていけたらいいな。そんな歌詞にも感じ取れます。
数あるBUMPの曲の中でも1番解釈をするのが難しい曲にも思えます、、、
また今度この曲については詳しい記事を書くつもりです!
今回はBUMP OF CHICKENの名曲3曲について自分なりの解釈を交えながら紹介していきました!どの曲もきっとどこかで助けてくれる曲となるはずです!
そして聴く人それぞれに解釈の違いが出てくると思うのでまた良かったら聞かせてください!ぜひ聴いてみてください!!